私たちの施設では、自然とのふれあいを通じて得られる癒やしやリフレッシュ効果を大切にしています。四季折々の変化を感じながら、野菜を育てたり、庭の手入れをすることは、心に穏やかさをもたらします。たとえば、土を触り、植物の成長を見守ることで、利用者様は自然と共に生きる喜びを実感できます。その中でも、特に大切にしているのが「農福連携」の理念です。「農福連携」とは、農業を通じて障がいを持つ方々の自信や生きがいを見つける取り組みです。私たちの施設では、利用者様が自分のペースで作業に取り組める環境を整えています。

実際の作業では、利用者様が自らの手で有機野菜の栽培や収穫を行うことが多く、自然と触れあう中で心がリフレッシュされ、日常のストレスから解き放たれる瞬間を体験しています。また、作業を通じて得られる新鮮な野菜は、昼食に提供されるため、心と体が喜ぶ体験にもつながっています。ある利用者様は、「毎週土に触れ合うことで、心が落ち着きます。自分が育てた野菜を食べるのがとても楽しみです」とお話されていました。このように、自然とふれあう体験は、心の健康を育むうえで欠かせない要素となっています。

私たちの施設では、自然を感じながら作業することが、少しずつ自分に自信を持てるようになるきっかけになると信じています。体験を通じて、利用者様同士のコミュニケーションも促され、支え合いながら過ごすことができるため、安心感があります。農福連携による就労支援が、生活の質を向上させる手助けとなることを目指しており、毎日を大切に暮らす力を育むために、寄り添い支え合う環境を提供していきます。